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「割り切り」は悪いこと?ちょっと話が変わるが、血液型別性格診断というものがある。 科学的根拠はなさそうなのだが、しかし「ネタ」としての普遍性たるやすごいものがある。
このネタであれば、40過ぎのオッサンである私も、20歳そこそこの学生と同じ土俵で話ができてしまう。 「えー、センセイやっぱり0型ですかー」「00ちゃんBなんだー、ぽいよねー。
え、××ちゃんもB?あ、じゃあ0の入ったBだねきっと」A型は几帳面、B型は変人、AB型は2面性あり、0型は大ざっぱ。 そんな風に決めつけるのもどうかと思うし、B型の人からしてみればいい迷惑だろうが、とにかくこれも一種の「割り切り」だ。
A型でも変わり者はいるし、0型でも細かいヤツはいる。 でも多くの人はこのタイプ分けにあてはまるので(本当か?)、ざっくりと割り切ってみたというわけだ。
お酒は20歳になってから、というのも結局はこれと同じ「割り切り」である。 15歳でもう精神的にも肉体的にも成熟していてお酒を飲ませてもまったく問題のない人もいる。
逆に30歳なのにまだまだ未熟で、お酒なんか飲ませるべきじゃない人もいる。 でもそれをいちいち個別に調べていたら大変なので、「20歳は大人ね」と割り切ることにしたのだ。
こう考えてくると、世の中をスムーズに動かしていくためには、この類の「割り切り」がある程度は必要だということがわかる。 よい「割り切り」と悪い「割り切り」ただし、許されない「割り切り」もある。
「女性はどうせすぐ辞めちゃうからウチでは雇いません」男女雇用機会均等法という法律が、こういう「割り切り」を禁止しているからだ。 かつて、この法律ができる前は、この「割り切り」は許されていた。
「男性のみ募集」という求人を出すこともできた。 しかしその後均等法ができてダメになった。

女性でもすぐ辞めるとは限らないのだから、性別だけで人を判断してはいけません、性別にこだわらず、その人個人の能力や資質をみてあげなさい、たとえちょっとめんどくさくても、ということになったのだ。 そういう法律を作ったのは国会だから、すなわち国会議員を選んだ国民がこの選択をしたということになる。
女性だから……というかつてオーケーだった「割り切り」は、国民の選択により、許されないものとなった。 エイジフリー社会にするということは、年齢による「割り切り」を、性別によるそれと同様、許されない「割り切り」として位置づける、ということである。

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